看護を担う者としての誇りと決意を胸に

聖華式

「コロナ禍」という言葉がいやおうなしに最初の形容詞になってしまう

今日この頃。

気が付くと季節は秋にかわり、11月の声が聞こえてきました。

11月6日。金曜日。

本来であれば中間学年の保護者の皆様をはじめ、多くのご来賓をお招きした中で行われる、中間学年「聖華式」でしたが、今年は感染防止のため、やむなく保護者様、ご来賓の多くの方々にはリモート配信でご覧いただく中での開催といたしました。

基礎看護学実習を終え、いよいよ専門実習へ。

中間学年、いえ、看護学生にとって大きな節目となる大切な儀式。

職員、ごく少数のご来賓、そして各学年クラス役員が会場で聖華生を見守り、

他在校生は教室でのリモート配信で、1学年は先輩の、

最終学年は自分たちに続く後輩の、決意に満ちた表情や誓いの言葉に

見入りました。

学校長はじめ、ご挨拶いただく演台にはアクリル板、

手指消毒剤やマスクといった感染対策物品の数々。

この経験したことのない状況下の中であって聞こえてきた『誓いの言葉』

感染予防のため、事前に録音したこの『誓いの言葉』には

『看護を担う者としての誇りと決意』が述べられ、

また歌唱なしのピアノ演奏による校歌は、内に秘めた強い決意を後押しする

厳か、かつ魂のこもった応援歌のように聞こえました。

保護者の皆様。

中間学年のこの表情を直にお見せできず、心苦しい選択となりましたことに

ご了承、ご協力くださいまして、本当にありがとうございました。

中間学年は今より一層の努力を要する「専門実習」へ進んでまいります。

またこれからも温かく見守ってくだされば幸いに存じます。

お忙しい中ご臨席くださいました、当財団本部局長、

メディカルコート八戸西病院看護部長殿、

八戸看護専門学校同窓会様、ありがとうございました。



『誓いの言葉』

私たちは患者様が闘病している姿を目にし 命と向き合う重さを知りました

私たちの未熟な援助にも笑顔を見せてくれた患者様に勇気をもらいました

私たちは患者様のよき理解者となり 愛と誠意にあふれた看護を目指します

私たちが目指す看護を実現できるよう 知識と技術 

感性を磨きながら常に学び続けます

看護をさせていただくことへの感謝の気持ちを忘れず 患者様と向き合い

その人らしい生活が送れるような看護を提供します

同じ夢を目指す仲間と励ましあい 看護を担う者として誇りと強い決意を

胸に刻み 看護の道を歩んでいくことを聖火のもとに誓います

                         2020年度 聖華生



中間学年 30期生。

臨床はみなあなた方の羽ばたきを待っています。見守っています。

さあ、学びの大きな門がまたひとつ開かれました。

進むべき道は己の前にみえています!